飲酒が薄毛の原因になる2つの理由 薄毛は健康状態と大きく関わっていますから、飲酒も控えた方がよさそうですね。まずはなぜ飲酒が薄毛の原因となるのかを学びましょう。 飲酒が健康に良くない原因はアルコールで、アルコール分解にかかるエネルギーやその過程で生じる…
未成年の薄毛の原因
栄養不足
髪の毛を伸ばすためには規則正しい食生活が欠かせません。髪の毛は体の成長と同じく細胞分裂と成長によって行われていますから体を作る栄養素が不足すると髪の毛も伸びづらくなります。
偏った食生活をしている人、食事をあまり摂っていないという人は注意してください、薄毛で悩んでいない人でも白髪を引き起こすことがあります。
ストレス
健康な髪の毛に欠かせないもう一つの要素が血流です。髪の毛につながる血管は非常に細いため少しの血管収縮でも血の巡りが悪くなってしまいます。薄毛の治療薬に血管を広げす薬があるほどです。
血流を悪くするものは交感神経による緊張状態です、交感神経が活発になると血管が収縮するのですが睡眠不足やストレスが大きく関わっています。血流が悪いと白髪も多くなるので注意しましょう。
アレルギーやアトピー
未成年で髪の毛がぬ行ける原因として円形脱毛症はそれなりにあり得ます。円形脱毛症=ストレスと思われがちですが実際は免疫細胞が毛根を攻撃することによって起きるためアレルギーやアトピー素因を持っている人も円形脱毛症のリスクがあります。
円形脱毛症のメカニズムはまだしっかりと解明されていませんが免疫細胞の働きを抑える治療が効果を出しています。
円形脱毛症による髪の毛の抜け方は人それぞれで、重度の場合は体毛という体毛が全て抜け落ち2度と生えてこないこともあります。もちろん、もとどおりに生えてくる場合がおおいです。
もともと髪の毛が薄い
もともと髪の毛が薄い人、おでこが広い人はいます。その場合は髪の毛が抜け落ちたわけではないので治療すべき症状はありません。ただ、髪の毛を増やしたいと考えたら毛根の数が足りない以上植毛することになると思われます。
※最近、毛包を増やす実験がされ前向きな成果が出ています。近い将来にはもともと髪の毛が薄い人も自然な見た目で増毛することができるかもしれません。
AGA
AGA(男性型脱毛症)とは体内で作られるジヒドロテストステロンという男性ホルモンが髪の毛の成長を邪魔する状態で、放置しているとどんどん髪の毛が細くなり、頭頂部、剃り込み、前髪から髪の毛が減っていきます。
ジヒドロテストステロンはテストステロンと5αリダクターゼの反応で作られますが5αリダクターゼの力は遺伝と深く関わっています。よって、AGAは病気というより体質といったほうが良いかもしれません。
AGAは遺伝によるもので生活改善や育毛剤では治せません。
AGAそのものは珍しくない
AGAの疑いがある人は推定1200万人ほどいると考えられています。未成年でのAGAは珍しくてもAGAになること自体は珍しくありません。AGAは側頭部と後頭部の髪の毛が残るため磯野波平のようなハゲ方をしている人はAGAの可能性が高いです。
女性の薄毛はホルモンバランスが関わっているかも
女性はストレスは出産による薄毛に悩みがちです。女性の場合はホルモンバランスの乱れも脱毛に関わるため焦らず髪の毛が生えるのを待つことが大切です。
エストロゲンが原因
女性ホルモンのうち、髪の毛を育てるのはエストロゲンです。エストロゲンが十分に分泌されていると太くてしなやかな髪の毛が生えてきます。
プロゲステロンも体調を健やかに保ちエストロゲンとのバランスを取る大切な女性ホルモンです。女性ホルモンが減ると薄毛の他にストレスや体調不良などさまざまな症状が現れます。
女性ホルモンが減り男性ホルモンの影響力が強くなると男性と同じようにジヒドロテストステロンが悪さをしてAGAを引き起こします。
未成年の薄毛の対策方法
健康的な生活でしなやかな髪の毛を保つ
未成年の薄毛は健康的な生活で改善できるところが大きいです。食生活が偏っていると思うなら規則正しい食生活をすることが望ましいし、睡眠が足りていないならしっかり睡眠をとり、ストレスがかかっている時も適度に休むことが大切です。
とくに思春期は体や脳の成長の関係で心が不安定になりやすいです。それは生理的なところが大きいので過度に落ち込まなくて大丈夫。成長とともに心が落ち着くのを待ちましょう。
代謝を良くする栄養素としてはビタミンBやE、亜鉛などが、血行に関わる栄養素には鉄分や葉酸、DHA・EPAなどがあります。もちろん、髪の毛の主成分となるタンパク質もしっかり摂ってください。
規則正しい食生活をしない未成年に多いのが無理なダイエットです。痩せたい、スタイル良く見せたいと思うあまり食事を抜いてしまうと体の成長がうまくいかなくなります。健康的な体はしっかりとした骨と筋肉があってこそ。それを忘れないでください。
薄毛の相談は病院ですること
薄毛の悩みを相談すること、薄毛を治療するために病院へ行くことは大人でも勇気を伴います。ましてや未成年が病院へ行くのは心理的に難しいでしょう。しかし、そんなナイーブな人たちにつけこんで効果の薄い育毛剤や怪しいサプリメントを売っている悪徳業者がいます。もちろん、中には有力なものもありますがAGAや円形脱毛症のような病気には絶対に効きません。
薄毛の相談は病院でしましょう。診療科目は皮膚科になります。プライバシーが心配なら薄毛専門のAGAクリニックへ通うこともおすすめです。
補足:未成年はAGA治療ができない
AGAクリニックは未成年一人の診療を断っている場合が多く、ほとんどは親権者および未成年後見人の同意が必要となります。その理由は自由診療であることやAGA治療に対してできることがほとんどないことにあります。
AGAを止めるためにはプロペシアやザガーロといった薬で5αリダクターゼを抑制しなくてはいけませんがどちらも未成年には使えません。そもそも大人であっても使えるのは男性に限られています。副作用はホルモンバランスの乱れや生殖器成長への悪影響が懸念されています。
つぎに、血行を良くするミノキシジルは皮膚のかぶれや頭痛、吐き気といった副作用が懸念されることから同様に使えません。ミノキシジルは大人であれば男女とも使える薬なだけに残念です。
未成年で使えるのはバントガールだけ
パントガール は育毛に必要な栄養が入った薬で髪と爪の健康に役立ちます。栄養補給するだけなら副作用なく使えそうですが、問題なく使用できるのは12歳以上です。
12歳未満に対する安全性が確認されていないので使用を控えましょう。パントガールは女性の脱毛症に効果が認められた数少ない医薬品で、男性が服用する場面は極めて少ないでしょう。
未成年の薄毛の原因と対策まとめ
未成年で髪の毛が薄いと周りの目が気になるものです。でも、しっかり対策すれば正常に髪が生えてくることが多いですし思春期による一過性の薄毛ということもあり得ます。
それにAGAのリスクを考えれば今髪の毛がふさふさな人でも将来どうなるかはわかりません。だから、薄毛の問題は過度に悩まなくて大丈夫です。